海外から家具を輸入するといくらかかる?

日本への発送  2022.04.21   2022.08.29

ネット通販のおかげで簡単に海外から商品を取り寄せることができるようになりました。

しかし大型商品である家具の輸入はまだ難しく、輸入代行会社の助けが必要な場合があります。

この記事では、家具を取り扱っているアメリカの人気通販サイトの紹介と、輸入代行サービスの手続きを紹介します。

アメリカの家具通販サイト、人気6選

アメリカで家具を購入できるサイトはたくさんありますが、日本のお客様から依頼の多いサイト6つを紹介します。

アシュレイ (Ashley)

日本にもあるアシュレイの、本家アメリカのサイトです。

ブランドとしては、高級なレストレーションハードウェアと格安のIKEAとの中間にあるイメージです。

アメリカの一般家庭にあるような家具が揃っています。

日本のアシュレイに無い商品を取り寄せるのもいいかもしれません。

アンソロポロジー (Anthropologie)

もともとファッションブランドですが、家具も作っています。

日本にもサイトがあります(こちら)が、家具は販売していません

日本のアンソロポロジーで買ったインテリア商品と合わせるために、本家米国のアンソロポロジーで家具を購入するのいいかもしれません。

アーバン・アウトフィッターズ (Urban Outfitters)

アンソロポロジーと同様に、ファッション以外にも雑貨や家具も作っているブランドです。

またここも、日本にサイトがありますが家具は販売していません。

実はアンソロポロジーと同じ会社ですが、アンソロポロジーより若い10代20代を対象にしたヒッピー、サブカル的なブランドイメージです。

アメリカの高校生、大学生に人気のブランドです。

マッケンジーチャイルズ (MacKenzie-Childs)

キッチン用品、家具、雑貨などのニューヨークのブランドです。
どの商品でも、一目でマッケンジーチャイルズとわかる独特な白黒カントリーチェックデザインで有名です。

レストレーションハードウェア (Restoration Hardware)

西海岸カリフォルニアの家具ブランドです。

ホテルでも使われている高級感のある家具です。

日本からは、お店オフィスで使うために輸入したいとお問い合わせをいただくことが多いです。

高級と言っても極端に高いわけではなく、そのデザインや品質から考えると安い価格設定です。

ここはメンバーシッププログラムがあり年会費175ドルです。

これで定価の25%引きで買えるので、700ドル以上の買い物をすれば元が取れてしまいます。

チェアリッシュ (Chairish)

チェアリッシュ

アメリカでアンティーク家具を購入するには、eBayLiveAuctioneersがあります。

チェアリッシュもそんなサイトのひとつですが、ここはビンテージ、アンティーク家具のディーラーが集まるマーケットプレイスです。

家具の輸入にかかる費用

アメリカから家具を輸入する際にかかる費用には以下のようなものがあります。

商品代

家具の代金。

米国内セールスタックス

アメリカで買い物をすると、セールスタックス (日本の消費税のようなもの)がかかります。

ただアメリカの場合、税率は州や地域ごとに決められていて、大体7 – 10%になります。

us-buyer.comはセールスタックスが無いオレゴン州にあるため、us-buyerの転送サービス輸入代行サービスを使えば他州でかかる7~10%程のセールスタックス分を節約できます。

アメリカ国内送料

ネットショッピングでは送料無料が当たり前ですが、家具の場合は送料が別途かかることが多いです。

いくらかかるかは商品説明ページに書いてあったり、商品をショッピングカートに入れて発送先住所を入力すると表示されます。

梱包料

日本へ発送する際の梱包料です。

アメリカの倉庫に配達される時に頑丈に梱包されていればそのまま発送できるのでかかりませんが、多くの場合再梱包が必要です。

梱包されずに家具だけで配達されて、こちらで最初から梱包する必要がある場合もあります。

その場合は、梱包に数週間かかります。

またパレットに載せたり木箱に入れて発送する必要がある場合もあり、梱包作業に費用と時間がかかります。

家具を木箱で梱包した状態
家具を木箱で梱包した状態

日本への送料

大型商品は、ヤマトオーバーサイズ宅急便FedExフレート便で発送します。

米国ヤマト運輸は、海外引越の大手なので、家具の国際輸送も得意です。

配達時の搬入等も別料金で行ってくれます。

ですので、家具の発送はヤマトさんをお勧めしています。

送料見積りはこちら、

輸入関税・消費税

アメリカから家具を輸入する際、基本的に関税はかかりません。

ただ輸入消費税はかかります。

搬入費

大型の家具の場合は基本的に車上渡しと言いまして、配達業者はトラックで荷物を持っていきますが、荷物を降ろして室内に入れるのはお客様自身で行う必要があります。

もしこれらの作業も依頼するとなると別途費用がかかります。

ヤマトオーバーサイズ宅急便で家具を発送した場合は、日本で配達時にヤマトホームコンビニエンスに搬入や梱包材破棄等を依頼することが可能です(別料金)。

手数料

注文方法により、「転送手数料」か「ショップ代行手数料」をus-buyerから請求させていただきます。

注文方法

注文方法は、以下の2種類あります。

① お客様自身で日本から注文 (転送サービス)

アメリカの通販サイトが日本へ発送しない場合でも、アメリカ内に発送先住所があれば日本から日本のクレジットカードやPaypalで注文できる場合があります。

転送手数料は、弊社に届いた荷物の重量によりチャージさせていただきます。

重量 (ポンド LBS)転送手数料
5LBSまで 一律 $5ドル
5 – 10LBSの部分 $1ドル /LBS
10超え – 20LBSまでの部分 $0.75ドル /LBS
20LBS超えの部分 $0.5ドル /LBS
転送手数料の計算

例えば重量100ポンド(約45kg)の家具が届いた場合、転送手数料は$57.50ドルになります。

② us-buyerが代行して注文する (輸入代行サービス)

お客様に代わり弊社が注文することもできます。

代行手数料は注文する商品価格により以下のようになります。

商品価格合計代行手数料
1,000ドルの部分 15% (最低$5ドル)
1,000ドル超え – 2,000ドルまでの部分 12%
2,000ドル超えの部分 10%
転送手数料の計算

例えば$2,500ドルの家具を注文代行した場合の代行手数料は$320.00ドルになります。

注文時にかかった費用(米国内送料など)には5%加算してご請求させていただきます。

発送方法

大型の家具をアメリカから日本へ発送するには、ヤマトオーバーサイズ宅急便FedExフレート便を使います。

FedExフレート便にはエコノミープライオリティがあります。プライオリティの方が早いです。

両サービスを比較すると以下のようになります。

ヤマトオーバーサイズ宅急便FedExフレート便
サイズ制限3辺合計 400cmまで高さ178cmまで、長さ302cmまで、幅203cmまで
重量制限125kgまで997kgまで
パレット・木箱梱包不可
ヤマトオーバーサイズとFedExフレートの比較

家具の発送は、国際引越し業者でもある米国ヤマト運輸をお勧めしています。

配達時の搬入や梱包材引き取りを依頼することできます (別料金)。

見積り方法

us-buyerの見積りページを使えば実際にいくらかかるか見積りできます。

見積りには発送時の梱包サイズと重量が必要です。商品ページに商品自体のサイズと重量は書いてあると思いますので、梱包サイズはそれに少し増して入力してください。

見積りの例として、アンソロポロジーの Jimena Occasional Chair という椅子を転送サービスで個人輸入するのにいくらかかるか計算してみます。

① 注文方法選択

見積りページでまず、「自分で注文する(転送サービス)」をクリックします。

② 転送手数料の計算

配達される荷物の個数と重量を入力して転送手数料を計算します。

アンソロポロジーのサイトには重量が書いていなかったので Googleで検索したところ、アンソロポロジーのイギリスのサイトに梱包サイズ30 x 33 x 45インチと重量52LBSが書いてありました。

見積りページに箱数1、重量52 (LB) と入力し追加ボタンを押すと転送手数料$33.50と計算されました。

アンソロポロジーの米国サイトにはサイズしか書いていない。
Googleで検索するとイギリスのサイトに梱包サイズと重量が書いてありました。
転送手数料の計算

③ 日本への送料の計算

発送先の郵便番号と発送するに持つの重量とサイズを入力して送料を計算します。

今回はアンソロポロジーのイギリスサイトに書いてあったサイズ30 x 33 x 45インチ、重量52LBSと入力します。

「次」を押すと発送方法と送料が表示されます。

輸入目的は、輸入者ご自身で使用する場合は「個人使用」、それ以外の場合は「その他」になります。

今回はヤマトオーバーサイズ宅急便が安いのでそれを選択します。

オプションで「保険を付ける」、「関税元払い」ご希望の場合は選択してください。

発送先の郵便番号、発送荷物の重量とサイズを入力し次へ
希望の発送方法を選択

④ 見積り結果

見積り結果です。

見積り結果

見積りでは計算されませんでしたが、家具の場合以下のような費用が別途かかる場合があります。

  • 梱包費
  • 日本へ配達時にかかる、搬入費、梱包材廃棄料等。

家具の輸入にus-buyer.comを使うメリット

アメリカには転送会社がたくさんありますが、セールスタックスの無いオレゴン州に集まっています。

日系の会社もオレゴン州にいくつかありますが、us-buyer.comはその中でも大型倉庫と提携しているため家具のような大型商品を扱える数少ない会社です。

またヤマトとFedExから大型貨物の送料を大きく割引いてもらっているため、他社と比べ安い送料を提示できます。

特にヤマトのオーバーサイズ国際宅急便は送料が安いだけでなく有料オプションで家具の搬入や梱包材の引き取りも可能ですので、家具の国際輸送には最適です。

米国から家具を取り寄せるのにus-buyer.comを使うメリット

  • 大型荷物の取り扱いが可能
  • 大型貨物の送料が安い
  • 米国ヤマトで発送ができるので、家具の搬入や梱包材引き取りも可能 (有料)

投稿者プロフィール

Takeshi Yoshida
Takeshi YoshidaOwner
1991年 日本大学卒業。
1993年 サンフランシスコのCollege for Recording Arts 卒業。
その後、渋谷のUSトーイ専門店へ商品を送る仕事をしたご縁で2000年にus-buyer.comを設立。
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