アメリカの「置き配」事情
転送サービス 2022.01.09 2022.04.02
アメリカの配達業者と置き配
アメリカでオンライン注文すると以下のような業者によって配達されます。
どの業者も、月曜日から土曜日まで配達します。
住宅宛て配達専門の FedEx Home は、日曜日も配達し、その代わり月曜日は休みです。
置き配については、そもそもアメリカでは留守だったら玄関先に置いていくのが当たり前なので「置き配」という概念がないように思います。
ただし、発送主が「受取人のサインが必要」と指定した荷物は、本人がサインをして受け取る必要があります。
経験から言うと、エルメスからの荷物はサイン必要になることが多いです。一方アップルやレノボから届く高額のiPhoneやパソコンは置いていきます。
サイン必要の荷物を留守で受け取れなかった場合どうするかは、以下のようにいくつかパターンがあります。
- 通知の紙に「置いて行くことに同意する。」にサインして、玄関のドアに貼っておくと次の日の配達時には置いて行ってくれます。
- 置き配が許可されていない荷物は、配達業者の営業所に取りに行くよう手配することができます。
- 置き配も営業所での受け取りも許可されていない荷物は、家で本人がサインをして受け取るしかありません。
「3」のパターンは結構大変で、アメリカの宅配は配達時間指定ができないので、1日中家で待っている必要があります。このために仕事を中断して家にいたことが何度もあります。
置き配の盗難事件急増
置き配が当たり前のアメリカですが、安全だから置き配が許されているわけではなく、盗難事件は結構あります。
Ringというセキュリティカメラのサービスを使っていると、ソーシャルメディアの機能があって、事件にあった人がRingカメラでとらえた動画をシェアできます。近所で何かあるとアラートがくるわけです。
オレゴン州ポートランドは、結構、治安の良い地域ですがそれでも玄関先で荷物を持っていかれる動画が毎日アップされます。
ちなみにアメリカでは、オンライン注文の荷物が玄関先から盗まれたことを警察に通報しても何もしてくれないと思います。ただ被害届を出すことはできます。
転送会社宛ての荷物
転送会社を通してアメリカから商品を輸入している場合は、荷物の配達先が倉庫や会社などビジネス宛になります。その場合の置き配はどうなるのでしょうか?
配達業は通常、土日、祝日はビジネス宛に配達しません。配達時にビジネスが閉まっている場合、経験上から言えば、
- USPS、UPS、FedExは置き配はしないです。
- OnTracは置いて行くことがあります。
- アマゾンはほぼ置いて行きます。
置き配をするアマゾンとその対処法
置き配をされても、住宅だったら後で人が帰ってきます。
またビジネス住所でも、平日でしたら、後で会社にだれか来るの問題はありません。
問題は、置き配をするアマゾンが、ビジネスが休みの土日、祝日も配達を始めたことです。
会社が休みの日に置き配をされると、人が来る翌営業日まで日をまたいでしまうので、盗難の確率が高くなってしまいます。
そこで、転送会社宛てのアマゾンの注文は、配達日を選択する際に、土日、祝日を選ばないことをお勧めします。
アマゾンで注文すると、画像のように最後のページで配達日を選択できます。
ここでSaturdayやSundayを選ばないようにしてください。
日本からだとアメリカの祝日はわからないので、配達先の転送会社の休業日を確認することをお勧めします。
投稿者プロフィール
- Owner
- 1991年 日本大学卒業。
1993年 サンフランシスコのCollege for Recording Arts 卒業。
その後、渋谷のUSトーイ専門店へ商品を送る仕事をしたご縁で2000年にus-buyer.comを設立。
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