米国アマゾンで販売した商品の返品先住所

転送サービス  2021.06.03   2023.11.09

米国アマゾンで販売した商品の返送先住所

日本商品の人気やドル高を背景に米国アマゾンに出品する日本の個人や業者が増加しています。

日本のアマゾンの10倍の売り上げとも言われるアメリカのアマゾンで商品販売するメリットは大きいです。

逆にデメリットは返品率の高さです。

返品される商品の割合は 5% – 15% と言われています。しかし家電やアパレルなど一部の商品カテゴリーでは数十パーセントの返品率になるとも言われています。

そのため米国アマゾンで出品する場合はアメリカ内に返品先住所を用意しておく必要があります

us-buyer.comの転送サービスを使えば無料で返品先住所を持つことができます。しかも実際に返品商品が届くまでは費用はかかりません

ここでは米国アマゾンの返品ポリシーと、us-buyerの転送サービスの活用方法を紹介します。

二通りの商品出荷方法

米国アマゾンに出品する商品が売れたら、商品を発送しますが、2通りの方法があります。

  1. 出品者出荷 ・・・出品者自身で商品を発送します。
  2. FBA (フルフィルメント by アマゾン)・・・出品者はまずアマゾンの倉庫へ商品を送ります。商品が売れたらアマゾンが梱包と発送をします。

この商品発送方法により購入者が返品を希望した際の手続きも変わります。

返品の手続き方法

「出品者出荷商品」の返品

日本からアメリカへ直接発送した商品の購入者が返品を希望した場合、以下3通りの対応方法があります。

1. 返品なしの返金

商品の返品を要求せずに全額返金します。

2. 米国内の返品先住所へ返品してもらう

米国内に用意した返品先住所へ商品を返送してもらいます。これでus-buyerの転送サービスをご利用いただけます。

米国内の返品先住所へ返品してもらう場合は、Amazonの「前払い返品サービス」を利用する必要があります。これはアマゾンが自動的に購入者へ返送用の発送ラベルを送ります。購入者はそのラベルを使い商品を返送します。返品された商品を受領してから、2営業日以内に返金する必要があります

詳しくは、こちらのアマゾンセラーセントラルのページ(出品者出荷の前払い返品)を参照ください。

3.アメリカから日本へ返送してもらう

アメリカから日本への返送用発送ラベルを購入者へ送り日本へ発送してもらいます。

アメリカから日本へ直接返品してもらう場合、配送料は購入者都合の返品であっても、常に出品者負担となります。

「FBA商品」の返品

米国FBAを利用している場合は、Amazonが出品者に代わり現地での返品に対応するため、現地の返送先住所を提供する必要はありません。AmazonによるFBA返品管理の流れについては、FBAの購入者返品のポリシーをご覧ください。

FBAを通して販売した商品の返品は必ずFBA倉庫へ返品となります。出品者宛てへ直接返品はできません

FBAで販売の場合は現地の返送先住所は必要ないといっても、現実的にはFBA倉庫に返品された商品が再販売不可となるケースが多く、これらの販売不可商品の送り先としてアメリカ内の発送先住所が必要になります。これについては後で説明します。

返品処理方法

上記3通りの返品方法のそれぞれの処理方法です。

アマゾンセラーセントラルのページを参照しています。

1.「返品なしの返金」の処理方法

  1. 注文から、返品管理を選択します。
  2. 返金する返品を選択し、返金を実行をクリックします。
  3. 返金の理由として購入者に返品を選択し、全額返金を処理します。
  4. リクエストを終了する理由として返金済みです。商品の返送は不要です。を選択して返品リクエストを終了し、購入者向けのコメントを入力します。

2.「米国内の返品先住所へ返品」の処理方法

  1. 設定ドロップダウンメニューで、出品用アカウント情報をクリックします。
  2. 出品用アカウント情報ページの配送・返品情報で、返品情報をクリックします。 返品設定ページで、返品先住所の設定をクリックします。→ us-buyerの転送住所を入力してください。
  3. 既存の現地の住所をデフォルトの返送先住所として選択するか、新しいデフォルトの返送先住所を入力します。
  4. 送信をクリックします。

3.「アメリカから日本へ返品」の処理方法

  1. 注文ドロップダウンメニューから、返品管理をクリックします。
  2. 承認する返品リクエストの返品リクエストを承認をクリックします。
  3. 独自の返送用ラベルセクションで、この返品リクエストには、返送料前払いの返送用ラベルを提供しますを選択します。
  4. 返送用ラベルをアップロードして、利用する配送業者を選択し、お問い合わせ伝票番号が存在する場合はそれを入力します。
  5. 返送用ラベルの料金を0.00に設定し、購入者に返品配送料を請求しないようにします。

セラーセントラルのアカウントにあるマーケットプレイス・メッセージ管理セクションから、送料支払済み返送用ラベルをEメールで購入者に送信することもできます。

送料支払済みラベルの例は、以下のとおりです。

出品者が上記の要件に従っていないことが判明した場合は、対象となる購入者にAmazonが積極的に返金することがあります(購入者は商品を保持することも破棄することもできます)。

購入者からの返品方法については、以下の選択肢を考慮してください。

関税:
海外からの返品の場合、出品者は、輸出入に関わるすべての義務を遵守し、関連するすべての関税および税関手数料を支払う責任があります。

us-buyerの転送サービス活用方法

以上のように米国アマゾンで商品販売するにはアメリカ内に返送先住所が必要です。

us-buyerでは登録すればすぐにお客様専用のアメリカ内住所が作成できます。

以下転送サービスの説明です。

us-buyerで登録

こちらのページで登録できます。

マイページのトップページにお客様の米国内転送住所が表示されます。

アマゾンセラーセントラルの返送用住所に転送住所を入力

セラーセントラルの「Returns Settings」-「Return Address Settings」に転送住所を入力してください。

セラーセントラルにus-buyerの転送住所を入力

これで購入者が返品を希望するとアマゾンから転送住所宛ての返送ラベルが発行されます。

返品商品到着

転送住所に返品商品が送られてくると、us-buyerのマイページの左側「注文状況」-「お支払待ち」に転送注文が作成されてメールでお知らせが行きます。

商品名は同封のパッキングリストや商品を見て書いています。商品価格は不明のため0と書きます。日本へ発送時には正しい商品価格を申告する必要がありますので、商品価格を書いて「変更したら保存」ボタンを押してください。

発送リクエスト

返品商品がus-buyerに到着してから30日間は保管料無料です。なのである程度たまってからまとめて日本へ発送すると送料節約になります。

「お支払待ち」より転送手数料をお支払いただきますと、「入庫済み」に入ります。発送希望の注文にチェックし発送リクエストページへ。

輸入目的は「その他(商用、共同購入、プレゼントなど)」、発送方法は「FedEx」を選択してください(返品商品をヤマトで発送すると通関前で止められることが多いです。)

「確認ページ」 → 「送料支払いページ」で発送リクエスト送信完了となります。

支払う注文をチェックしてお支払ページへ
「入荷済み」で発送する注文をチェックし下の青いボタンをクリック
輸入目的は「その他」、発送方法は「FedExエコノミー」を選択

FBA商品の返品

米国のFBAを通して販売した商品の購入者が返品希望した場合は、アマゾンが対応して自動的にFBA倉庫へ返品されます。自分の住所などその他の住所宛てへ返送するように設定することはできません

FBA倉庫へ返品された商品は問題がなければ再度在庫に戻されます。

返品商品が販売不可と判断された場合は「在庫の返送」か「所有権の破棄」をする必要があります。
販売不可の状態とは「出品時のコンディションと異なる場合」となります。
これには、破損している、開封されている、必要なラベルが貼付されていない、健康上または安全上のリスクがある商品(日用品、パーソナルケア商品、賞味/消費期限のある商品)などが含まれます。

返品商品を日本へ戻したい場合は、us-buyerの転送サービスを活用できます。

セラーセントラルで在庫の自動返送を設定しておけば、再販売不可の商品は自動的にus-buyerの転送住所へ送られてきます。詳しくはこちらのページを参照してください。

かかる費用

us-buyerの転送サービスをご利用にかかる費用です。

アマゾンの費用についてはこちらのページを参照してください。

入庫手数料

届いた荷物の重量により計算されます。

重量手数料
〜5LBSまでの部分$8
8LBS超え10LBSまでの部分$1/LB
10LBS超え20LBSまでの部分$0.75/LB
20LBS超えの部分$0.50/LB

※重量端数は繰り上げ
※1LB(ポンド)=0.45kg

転送注文作成料

弊社で 転送注文を作成する場合の手数料です。

商品1点につき $0.50

日本への送料

送料計算ページを参照ください。

輸入関税、消費税

こちらのページを参照ください。

まとめ

米国アマゾンで商品販売を始める際に準備することの一つとして返品対応についての準備は大切です。そのひとつがアメリカ国内に返送先住所を持っておくことです。us-buyerの転送サービスは、実際に返品商品が届かなければ一切費用がかからないところが魅力です。また実際に返品商品が届いた際にかかる費用も割安になっています。

これから今月のアマゾンプライムデー(6月21-22日)。またその後に年末にかけてのセールに備えて是非 us-buyerにご登録ください!

投稿者プロフィール

Takeshi Yoshida
Takeshi YoshidaOwner
1991年 日本大学卒業。
1993年 サンフランシスコのCollege for Recording Arts 卒業。
その後、渋谷のUSトーイ専門店へ商品を送る仕事をしたご縁で2000年にus-buyer.comを設立。
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