アメリカへ販売した商品の返品対応 (amazon出品者出荷編)
転送サービス 2022.04.11 2022.07.10
現在、円安ドル高が進んでおり、日本の商品をアメリカで販売するチャンスです!
アメリカのお客様へ商品を販売する時に、「どこで売るか?」、「支払いはどうやって受けるか?」など決めないといけないことがいくつかあります。
「どこで売るか?」ですが、多くの業者さんは、アマゾン、eBay、Shopifyを利用されています。またアマゾンには、「出品者出荷」と「FBA」の2種類の販売方法があります。
これから輸出ビジネスを始めたいという方にお勧めなのが、ぴーたろさんのサイトです。実体験をもとにわかりやすく解説されています。
輸出ビジネスを始めるにあたり準備することの一つが、「返品対応」です。特にアメリカのお客様は返品率が高いことで有名なので返品の準備をしておくことは必須です。
今回は、
- アメリカか日本のamazonマーケットプレイスで、
- 「出品者出荷」でアメリカのお客様へ発送した場合
の返品をus-buyer.comの転送サービスを使って、アメリカ内倉庫で受取り日本へ発送までの流れを説明します。
目次
アメリカでの返品対応に転送サービスを利用する理由
① 料金がわかりやすい
アメリカのamazonと契約した返品受取り業者さんはいくつかありますが、料金が少し複雑で結局いくらかかるかわかりづらいところがあります。
us-buyerの転送サービスでかかる費用は基本、
1)転送手数料 (届いた荷物の重量により$5ドル~)
2)発送時の送料 (こちら参照)
だけなのでわかりやすいです。
他に費用がかかる可能性は、入庫後30日を超えたらかかる保管料、日本へ転送時にかかる輸入関税・消費税(税関へお支払い)くらいになります。
ちなみにamazonの契約業者のReturn Helperさんの料金と比べると以下のようになります。
② 日本語で連絡できる
弊社スタッフはアメリカにいる日本人ですので、日本語でコミュニケーションできます。またマイページも日本語です。
③ 日本へ発送に特化
弊社は何年もアメリカから日本へ商品を発送しておりますので、日本の税関で問題になりそうな事案についてノウハウがあり事前にトラブルを避けることができます。
返品対応の手順
転送サービスを使った返品対応の手順です。
ステップ1) us-buyer.comで登録
us-buyerの登録のまだの場合は、こちらより登録してください。
アメリカの西海岸オレゴン州に転送住所が作成されます。
ステップ2) セラーセントラルに返品住所入力
amazon seller centralの「Manage Returns」へアクセスします。
場所は「Orders」下の「Manage Returns」-「Edit Return Settings」-「Manage Return Addresses」で、先ほどの転送住所を入力します。
ステップ3) 返品リクエストの承認
amazonセラーセントラルに購入者から返品リクエストが届くと自動か手動で承認します。
amazonマーケットプレイスの返品ポリシーはamazonによりほとんど決められています。
特に今年2022年に規約が改定されて、ほとんどの場合返品を承認しないといけなくなりました。
「海外の購入者による返品」についての詳しい説明はこちら。
https://sellercentral.amazon.com/help/hub/reference/G201468550?locale=ja_JP
この時点で、us-buyerのマイページで転送依頼フォームをお送りいただけます。
もしus-buyerの倉庫に返品が届いた時点で転送リクエストがない場合は、us-buyerで転送注文を作成します。
その際、商品1点につき0.5ドルの作成料がかかります。
実際、返品転送でご利用のお客様のほとんどは転送リクエストを送ってこないので弊社にて転送注文作成しています。
特にamazonが返品の自動承認を行っている場合は、いちいち転送リクエストを送るのは面倒なので。
ステップ4) 返品到着
us-buyerに返品商品が届くと「入庫のお知らせ」をメールします。
送リクエストを出す前までに以下をお願いします。
- 転送手数料の支払い。
- us-buyerで転送注文を作成した場合は、商品名が抽象的(T-shirtなど)で価格が0になっているので正しい商品名と価格を入力してください。(返品転送の申告について)
入庫後30日間は保管料無料です。
その後は1注文30日毎に$15の保管料がかかります。
ステップ5) 発送リクエスト
マイページの「注文状況」した「入荷済み」より発送リクエストをお送りください。
返品を日本へ発送する際はFedExか郵便(USPS)をご利用ください。
新たな顧客へ販売した場合
一度返品された商品を別のお客様へ発送する際は、発送先住所をその新しいお客様へ変更して発送リクエストをお送りください。新しいお客様はアメリカ内でも日本でも構いません。
ご注意
アメリカのお客様からの返品を転送サービスで日本へ転送する場合の注意点です。
発送方法はFedExか郵便
返品の日本への発送方法は、FedExかUSPS(郵便)をご利用ください。
税関申告
「個人使用」か「その他」かですが、輸入者様自身で使うならば「個人使用」になります。
返品の場合、日本で再販売したり業務用に使うことが多いと思いますが、その場合は「その他」いなります。
申告額については、その商品の適正価格で申告する必要があります。
それにより輸入関税がかかりますが、「再輸入免税」という制度があります。詳しくは下のページを参照してください。
見積り
実際にいくらかかるかは、us-buyerの見積りページで計算することができます。
- 注文方法 → 「自分で注文する(転送サービス)」を選択。
- 転送荷物 → 届く荷物の情報を入力。
- 発送先と発送荷物 → 発送先の郵便番号と発送する荷物の情報を入力。
- 輸入目的、発送方法 → 輸入目的は「その他」。発送方法はFedEx。関税元払いや保険ご希望の場合はチェックしてください。
参照ページ
Amazon輸出での返品に関する情報は、ぴーたろさんのページに詳しく書かれていますので参照してください。
投稿者プロフィール
- Owner
- 1991年 日本大学卒業。
1993年 サンフランシスコのCollege for Recording Arts 卒業。
その後、渋谷のUSトーイ専門店へ商品を送る仕事をしたご縁で2000年にus-buyer.comを設立。
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