化粧品が税関で止まったケース

日本への発送  2019.06.07   2023.05.04

化粧品が税関で止まったケースの紹介

毎月2回、1回につき20個くらいの化粧品をヤマトで発送していたお客様について輸入実績が多いということでヤマトより本当に「個人使用」かどうか以下の問い合わせがありました。

状況

このお客様は、毎月2回くらいずつ化粧品を個人輸入していました。

1回につき、様々な種類の化粧品を合計20個くらいずつ輸入していました。

税関から確認

月2回の輸入を繰り返しているとある時ヤマトを通して税関から以下の質問がきました。

  1. 同じ商品を多数購入されている理由?
  2. 購入した商品の具体的な「用途」「使いみち」どなたが使用されるのか?

輸入実績が多く、個人で使うには量が多いと税関が判断したようです。

お客様より以下の答えをいただきそのままヤマトを通し税関へ回答しました。

  1. 自分の使用する分、ストック分、鑑賞用として購入しています。
  2. コスメが好きでコレクションが趣味です。実際に使用し、キレイな状態のまま保存する用、鑑賞用(飾っておく)用など、私自身が全て使用するものです。

その後税関よりOKが出て通関できました。

化粧品の輸入は薬事法で規制

化粧品は薬事法(現在は薬機法)により、個人輸入でしか輸入できません。個人輸入とは輸入者ご自身で利用するということです。

販売用共同購入プレゼントなどの目的では個人利用にあたらない、すなわち個人輸入にはならないため、化粧品の輸入はできません。

これにより輸入目的は「個人使用」で、一度に輸入できるのは同種の商品で計24個までと規制されています。

まとめ

今回は無事に通関できましたが、場合によっては個人で使用することを証明する書類などの提出を求められることもあります。

もし輸入者がその化粧品をオンライン販売していることなどが税関にわかると、輸入許可は出ずに商品は滅却処分になったこともあります。

その場合は滅却費用も請求されます (1万円以上)。

発送方法ですが、ヤマトの国際宅急便は本当に「個人輸入」かどうかのチェックが非常に厳しいので、化粧品の発送はFedExUSPS(郵便)での発送をお勧めしましています。

投稿者プロフィール

Takeshi Yoshida
Takeshi YoshidaOwner
1991年 日本大学卒業。
1993年 サンフランシスコのCollege for Recording Arts 卒業。
その後、渋谷のUSトーイ専門店へ商品を送る仕事をしたご縁で2000年にus-buyer.comを設立。
連絡代行サービス
返品受け取りサービス
ライブオークション入札代行
パーソナルショッパーをやってみませんか?
us-buyer アメリカから輸入ブログ
2024年 アメリカ 祝日 セールカレンダー